便秘・ダイエット相談

当時88歳の父は長らく便秘に困っていました。

Before

当時88歳の父は長らく便秘に困っていました。

その頃はある会員制の病院にお世話になっていました。
便秘の度に主治医の女医さんに相談していました。
ある時便秘が続いて非常に困りました。
ところが女医さんは漫然と下剤を処方するばかりでした。

父のお腹を触れば便秘の深刻さは一目瞭然なのですが、女医さんは触ることもレントゲンを撮ることも一度たりともしませんでした。
おかげで父は便秘を酷くこじらせてしまいました。

埒が明かないので、以前にもやってもらったことのある浣腸をこちらからお願いしました。
ところがもう手遅れで全く効きませんでした。

主治医は最後に摘便を試みましたが、彼女には無理でした。
そこで摘便をしてくれる町医者に紹介状ごとたらい回しにされました。
そこの先生は、直ちにレントゲンを撮り、お腹を触り、相当酷い状況であると説明してくれました。
看護師さんにようやく何とか摘便をしてもらいました。
自分の父親が摘便をされて痛がって呻くのを別室で聞くのは耐え難いものでした。

次の問題は、父が排便のコントロールを出来なくなってしまったことでした。
便秘であると同時に下痢混が止まりません。
オムツをした状態で、昼夜を問わず四六時中トイレに行っていました。
肛門が緩んでしまい、座薬もすぐ出してしまうので便秘への効果はありません。

母は一日中父の相手とトイレ掃除に追われて倒れそうになりました。

そこで父には入院して治療してもらうことにしました。
この会員制の病院は、警備保障会社が経営していて、立派な入院施設があります。
父は長年そこの会員でした。
院長先生には前の病院の頃からお世話になっていました。
しかしそれでも、便秘の患者は受け入れたくない、とのことでした。
警備保障会社と提携している病院に入院させていただくこととなりました。

父は便秘と度重なる排便の痛さで何がなんだか解らない状態になりつつありました。
一時的に認知症が進行してしまったようでした。
入院した翌日の夜、病院から電話がありました。
父が暴れていると言われました。
それまでは暴れるどころか声を荒げることさえもなかったので、大変びっくりしました。
深夜の2時にタクシーで甲州街道を、久我山方面へ、向かったのは忘れられません。

夜中の病院に着いて判ったのはこういうことでした。
父は足許が多少怪しかったのですが、家では何とか一人でトイレに行っていました。
一方病院としては転倒の責任を取りたくないとのことでした。
入院してからはナースコールをして看護師さんに連れて行ってもらうことになりました。

相変わらず父は四六時中トイレに行こうとするので人手が大変でした。
ここは完全看護とはいえ、常時は付き添えませんし、夜間は尚更です。

そこで父は深夜せん妄状態になりトラブルになったということでした。
結果父は、法の制限を越えて、昼夜、拘束されて、毎日を過ごすことになりました。
また食事に行く時等も、看護師さんの付き添いの手間を省くために、いつもすぐに、車椅子に乗せてくれました。
父は足許が一層おぼつかなくなりました。
さて病院での「治療」ですが、素人目にもありきたりな、対処療法に思えました。
下痢にも便秘にもならないように下剤の量をコントロールするしか無いとのことでした。

便秘自体の原因を考えている感じは、ありませんでした。
病院では一応通り一遍の検査や説明はしてもらいました。

しかし、患者の容体を良く見て、より適切な治療方法を検討するようなことは、決してしませんでした。
腸そのもののケアをするという考えも、全く見受けられませんでした。
実際摘便の必要はなくなったものの、下痢が止まらなくなりオムツが外せなくなりました。

一度緩んだ肛門が元に戻ることはありえ無い、一生オムツのままになります、とまで、先生は断言なさいました。

入院して10日程で少しは症状は落ち着いてきました。
とはいえ昼夜のトイレやオムツ替えには付き添いが必要でした。
到底家に帰れるような状態ではありませんでした。

ところが先生からは、便秘での入院は健康保険の制限で2週間が上限なので、便秘が治ろうと治るまいと、期日には、退院するように、と指示されました。

つまりは、マニュアル通りの作業はしたから期限内に退院しろ、ということでした。
治療の進み具合も、患者の状況も、一切関知しない、という態度は明快でした。
病気を治すことを目的としているとは到底思えないような説明でした。
これが警備保障会社の、提携病院での「治療」の内容でした。

私は、自費診療で治るまで入院させてもらえないかと、お願いしました。
それすらも病院からは拒否されました。
地獄の沙汰も何とかでさえありませんでした。

それでも会員制病院での漫然とした処置を説明し、会員制病院の院長先生と協議してもらい、ようやく退院に数日の猶予をもらいました。
介護ヘルパーさんに昼夜家に来てもらい、また訪問診療と訪問看護にも来てもらう準備が出来た所で退院しました。

会員制の病院からは、院長も、主治医の女医さんも、一度も見舞いに来なかったと父は言っていました。
一言の気遣いも、なかったと思います。

(89歳 男性 )

before

After

下剤だけを大量に服用しつづけると、腸本来のメカニズムがこわれてしまう。
更に下痢が続いてしまうと傷ついた粘膜も元には戻らないし、腸の粘液による排便のスムーズさが失われてしまう。
結果、却って便が動かなくなってしまう。
粘膜にはコラーゲンやミネラルが必要である。ということをアドバイスしていただきました。
父の腸内は、潤い不足でいわば干からびた状態に陥っていたようです。
父にはお奨めの薬を服用してもらうとともに、コラーゲンを大量に摂ってもらいました。
そのため家では、鳥の手羽先のスープを作り、父に毎日食べてもらいました。
数ヶ月で父の便秘や下痢は落ち着きました。
鍼灸師に肛門の括約筋を締める体操を指導してもらったおかげもあり、排便のコントロールも可能になりました。
夜も自分でトイレに行けるようになり、ヘルパーさんに来てもらう回数も減りました。

父は入院前は摘便までせざるを得なくなり、入院するとオムツを一生しなくてはならないと言われる状態になってしまいました。
それが自力で排便できるようになりました。
看護師さんやヘルパーさんからは奇跡であるとまで言われました。

病院では下剤で徒らに腸に鞭打って便秘と下痢を操作しようとしていました。
しかしそれでは結局逆効果になると感じました。
むしろ、腸自体のケアが必要なのだと思いました。

漢方サロン アクシスアンのお客様の声

after

先生から一言

老人性の便秘の原因、
●一つは粘液の低下です。
年齢を重ねていくといろいろな分泌物が減ってきます。
唾液も減ってきます。目の涙も減ってきます。
その減っていく体液、分泌液の中に腸の粘液があります。
腸の粘液が減ってくるとすべりが悪くなり、便が乾燥してツルツルと出なくなるのです。
粘液と腸の壁の弾力性、蠕動運動の低下です。

粘液の低下は
■ビタミンミネラルの摂取
■体の陰を補う漢方
■コラーゲンの摂取(細胞の弾力性)

ほかに、緊張しやすい体質があったので、それを和らげる漢方を一つ。
同年 5月25日 2回目
今まで便の失禁はなかった
自力での排便は難しい

ストレスを緩和し便の出をよくする漢方をプラス
ミネラルの量を倍に増量する

平成25年6月22日
割合1日に1回出ている
下剤は飲んでいるが出ている
1週間3回が摘便と、1週間2回の浣腸ですぐ出る 
マグミットを減らしている

平成25年7月20日
だいぶ良くなっている
朝食後、便意を催して朝ちゃんと出るようになった
1週間2回浣腸しているが、摘便はやっていない。
一日おきの浣腸から1週間2回の浣腸になった。

平成25年8月22日
1回の坐薬で出る
浣腸もしていない
摘便は卒業したと思う
旅行も問題なし

その後、便のことだけではなくさまざまな体調不良についての相談になりました。

摘便状態になってからすぐにご相談いただいたのも、早期改善に結びついたと思います。

お世話されたヘルパーさんや看護師さんも「これだけ早く回復してまさか摘便やオムツが外れるなんて奇跡だ」とおっしゃったようです。

本当によかったです。

TEL:03-5778-9880または03-5778-9881 お電話でお問い合わせください。
住所:東京都港区北青山3-15-13 秀和北青山レジデンス502

ご相談の際は「漢方体験.comを見た」とお伝えください。

大切なお知らせ
漢方体験.comでは、お薬の名前が書いてありません。
それは、漢方相談していただきたいから
一人一人の状態を、相談を通して見極めていきます。体験談が、あなたにとって100%参考になるとは言い切れません。気になる方はまずは「相談」からはじめてみてください。

よく知って、正しく使おう OTC医薬品